任意整理について

引き直し計算後の負債を、一括または分割で返済する債務整理の方法です。本人の資産や収入、親族の援助や回収した過払い金などを返済の原資とします。

・分割弁済期間は通常3年以内、長期の場合で5年以内となります。

・引き直し計算後の額が、毎月の返済可能額の36倍(3年払い)〜60倍(5年払い)の範囲内に収まることが必要です。

例1:毎月確実に返済できる金額2万円  引き直し計算後の債務総額100万円

 → 2万×50回=100万円    →4年2カ月の分割弁済、任意整理の見込み有

 

例2:毎月確実に返済できる金額3万円  引き直し計算後の債務総額300万円

 →3万×100回=300万円    →8年以上の分割弁済計画となってしまい、任意整理は困難
※債権者が長期分割に応じてくれる場合もあります。

・毎月確実に返済できる額は、家族構成や生活状況により様々です。

・当事務所では、原則3カ月間、返済予定額を生活に支障なく積立できることを任意整理の目安としています。

・各債権者ごとに個別に交渉を行います。

(ただし、代理人として依頼を受けることが出来るのは、紛争の目的の価額が140万円以内の請求に限ります。)

 

メリット

・債権者以外に知られることはないため、最も匿名性が高い手続です。

・原則として自動車や自宅、生命保険などの財産を手放す必要はありません。

・自動車ローンや保証人付の債務を優先して弁済するなど、債権者ごとに異なる取り扱いが可能です(ただし、すべての債務を弁済できる見込みがあることが必要です。)

デメリット

引き直し計算後の債務全額を弁済しますので、最も弁済額が高額になります。家計表と照らし合わせて無理のない計画を立てる必要があります。

・分割弁済に応じない債権者や、和解後の弁済についても利息を要求してくる債権者など、強硬な主張をする債権者の場合、和解成立が困難となります。